過去の文章③(下書きより。文章意味不明、77点)

どうも、はてなブログ初のインド人、俺やで!(パクリ)

 

いや、かなり期間空いたなー、っていうのも、過去の文章が多いのと、散逸しすぎてて、もう初めに言ってしまうと、同じ文章5回とか気付かずにあげるかもしらん。

 

それは許してな!(ゆたぼん)

 

ていうことで、記事をアップしなければならないわどれを挙げていいものか自分でもゴチャゴチャだわ、でもミスなく挙げろとかいう無責任な読者はいるわ(読者がそもそもいません)、ある意味自分はお前らの被害者な訳なんですが、それでも歯を食いしばってアップすることにします。ただ、今回はちょっと改変あり。

 

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どうもお久しぶり、○リスの「冬の稲妻」の”you're rollin' thunder(アー)”の(アー)の部分を担当していた者です。

 

普通この職業を人に話すと笑われるんですけど、どうしてどうして。

これで15年食ってきて、転職後の今も全国どこかのカラオケで1曲歌われるたび数十円は手元に入ってきますから、月にして10万とかは入ってくるんで、結構オイシイ職業です。

 

何しろ担当が(アー)なだけなもんで、全然気を使わなくていいのが良い。ツアーとかやってた時は1回のライブで1分に満たない仕事をこなした後は夜の街に繰り出して飲んだくれていました。打ち上げなんかの時には堀内も谷村も、お世辞もあったでしょうがすごい持ち上げてくれます。

 

堀内「いや、今日の(アー)はまた、良かったっすねぇー!」

自分「いやそんな、よしてくれよ(照)」

谷村「何言ってんすか、最高でしたよ!」

自分「まあそういうことにしておこうか(照)ありがとう」

 

ところがそんな蜜月(ハニームーン)も長くは続かず、一つのトラブルを抱えることとなってしまったのでした。トラブルとはいっても、自分的な問題ではあったのですが。

 

全然気を使わなくて良かったハズのこの仕事、通常例えばライブでの立ち位置的には正面から見て左が堀内(ベーやん)、右が谷村で、僕はその日の気分で堀内の左後ろか谷村の右後ろの方にひっそりと立っておればよかったのですが、結構この仕事も、意外にストレスが溜まるもので、注目も何もされていないハズの私のポジションでも、自意識過剰になってお客さん達の視線が気になりはじめ、あるライブ終了後、とうとう僕は堀内と谷村、マネージャーを交えて、(アー)脱退したい旨、相談したのでありました。

 

マネージャー「(自分)さん、突然そんな、そんなのってないですよ」

 

自分「無責任は重々承知の上。迷惑を掛けて申し訳ない」

 

堀内「実際”冬の稲妻”は、(自分)さんでもってるようなもんじゃないですか!それを一番知ってるのは、(自分)さん、アンタだ・・・」

 

自分「本当に申し訳ない、ただ、熟慮の上での結論なので、わかってほしい」

 

谷村「(自分)さんのパートが一番ハードなのは、俺らが一番分かってます!随分負担をかけてきたなとも・・・。でも、こんな形では俺らも納得できないっすよ!」

 

自分「すまない・・・」

 

マネージャー「(自分)さん、僕からもお願いします。月150(万)じゃ割りに合わないって言うんなら、社長にギャランティーの見直しをしてもらうよう、僕からもお願いしますから・・・」

 

自分「好意はありがたいが、ゼニカネの問題じゃないんだ・・・。人目が・・・人目が気になるんだ」

 

谷村「じゃあ、こういうのはどうですか?(自分)さんはライブでもステージに立つ必要はない、楽屋で(アー)を演(や)ってもらうだけでいい、そういうんじゃダメですか・・・?」

 

自分「・・・・・・寝転がりながらでも?」

 

堀内「そうですよ!いいです、寝転がりながらでも!」

 

自分「・・・・・・酒飲みながらでも?」

 

谷村「全然構いません!冬の稲妻封印するよりはマシだ!」

 

自分「・・・・・・スターどっきり㊙報告を見ながらでも?」

 

マネージャー「全部オッケーですよ!じゃあ、(自分)さん、やっていただけるんですね!?」

 

自分「・・・負けたよ・・・お前らには・・・。じゃあ俺も気持ちよくやらせてもらうよ」

 

堀内&谷村&マネージャー「よっしゃあ!」

 

このように、人に恵まれたことによってこの仕事を続けてこれた訳だが、バンド結成15年を機に、新たなステージへと旅立つため、転職を決意した。上記のようなどちらかと言えばネガティヴな動機ではない為、谷村も堀内も快く承知してくれ、何なら知り合いの音楽事務所にイイ働き口がある、と仕事の斡旋までしてくれようとしたが、”自分を甘やかしたくないんだ”とカッコいいことを言ってそれは固辞した。

 

さてそれからが苦難の連続である。時給300万円(実際働いていたのは月に30分ほどだったから、手取りは150万円程であったが)から一転、最低時給、いや時にはそれにすら満たない(違法ではあるが、実際の所、そんな仕事もゴロゴロある)仕事にも就いた。

 

最初はヒドかった。

まず面接にこぎつけるのさえ難しく、仮に面接まで行ったとしても”何か誇れるスキルは?”と高圧的に問われると途端にグダグダになり、不採用の連続となった。

 

自棄になって、履歴書の特技欄に「you're rollin' thunderの後の(アー)」と書いたのが酔狂な面接官の目に留まり、とある小さな工場の面接で面接官が「○リスお好きなんですね?」と振って来たことがあった。こっちはプロなのだから、好きも何もないのだが、チャンスと見た私は「会いたい?」と急にタメ口になり、”えっ”となった面接官の前で、自分でもビックリするほどポイントを押さえたこれまでの経緯、自分が何者であるかをかいつまんで短時間で話すことができた。

 

自分の話を聞いてビックリした様子の面接官も話すうちに、”芸能人ならとりあえず見てみたい”的なミーハー根性の持ち主ではないことが分かり尚更に意気投合。ややあってその後、もうざっくりまとめて、”谷村・堀内とご対面=自分の採用(確定)”としましょう、ということに相成った。

 

ここにきて、かつての戦友(とも)の力を借りるようで気が引けない訳ではなかったが、何しろここ数カ月はいよいよと困窮を極め、家賃などは勿論滞納、生命維持活動と言っていい食事も、白飯にシーチキンor納豆、それも日に一度あればマシなほどとなっていたのであるから、背に腹は代えられない。

 

なんなら、なんなら、長らく連絡を取っていなかった谷村・堀内ではあるが、最近の状況によって、リバイバルブームが巻き起こっていたりすれば、(アー)の復活、その切望というか、需要もあるやもわからない。ギャランティーは時給300万円もらえるなどとは思ってもみないが、1/10の条件を提示されたって俺はまた演(や)るつもりだ。そうなったら、こんなチンケな工場の内定なんか、蹴ればいい。酷いと思われるかも知れないが、貧すれば鈍す、まさにこれは正しいのだと思う。その時の俺の正直な気持ちだった。

 

自分「それじゃかけるよ、えーっと・・・(手帳を見ながら、固定電話の番号を探し)、うんあった、じゃあ谷村から」

面接官「お願いします・・・」

自分「・・・何だよ現在使われておりませんって、はは・・・」

面接官「繋がらなかったですか・・・」

自分「いやいや、分かってたしこういうのは。だって何十年ぶりだよ?いやいや違う、次堀内」

面接官「はあ・・・」

自分「・・・あっあっ、あのベー、いや、あの、堀内さんのお、えっ?田中?あ、いや、えっ、ずっと変わらずこの番、もしもし?もしもし!?」

面接官「・・・・・・」

自分「・・・いや違うやん。ねえ。ここでいきなり本人に繋がる訳ないじゃん。こういうのはレコード会社、レーベルにかけてみるに限るし。ワンチャン手っ取り早いかなと思ってかけただけだから」

面接官「・・・あの何か、こっちも逆に申し訳ないんですけど、正直この数分間にちょっとテンション下がっちゃった部分があるので、一応内定云々っていうのは、」

自分「こっからじゃん!え、何?こっから谷村バチーンってなって会ったとしても採用ナシ!?何それ!?かけなくていい、じゃ電話!?」

面接官「あ、いや、まあ会いたいっちゃ会いたいですけど・・・」

自分「いや意地だし!ニセモノみたいに思われてるのが嫌だし!」

面接官「何すかその口調・・・」

自分「かけるんだし!俺、(アー!)だし!」

 

ここで自分は、長らくマトモ(給料が高い安いの意味ではない)な仕事を、もっと言って社会との接点をマトモに持っていなかったことを気付くべきであった。いや、考えてみると、そもそも、もともと”そんなもの”はなかったのかも知れない。

 

なぜ”気付くべき”であったか。それはこのやり取りを見ていただければお分かりのことだろう。

 

自分「かけるんだし!かけるんだし!かけ、(プルルル・・・)はわっ!」

レコード会社「はい、〇〇でございます」

自分「えっ、えっ?あじあじじ、事務、あっえっ、さささ佐藤さんのだす!」

レコード会社「えっ?」

自分「佐藤さんだもん!知ってるもん!両方!!!(涙が流れ出す)」

レコード会社「いたずらですね、もうかけてこないでください(ガチャ)」

自分「知ってるんだもおおおおおおおおん!!!(号泣)」

 

(泣き止むまで、8分後)

 

面接官「あの・・・あの、少しは落ち着きましたでしょうか・・・?えっと、その・・・、逆にこちらも申し訳なかったっていうか・・・」

自分「ううう・・・さと・・・だもん・・・」

面接官「ちょっとこの・・・すいません・・・今回ちょっとご縁がなかったということにさせていただきます、多分その方がお互いにとって」

自分「やvぇつあってもったろ、もってんだろ!!!(ヤベエ奴だって思ったろ、思ってんだろ!!!)」

面接官「(ビクッ)えっ、ええっ!?」

自分「やvぇつあってもったろ、もってんだろ!!!」

面接官「ちょっとほんと、興奮されてるようですし、仰ってることがわからないので、」

自分「やvぇつあってもったろ、もってんだろ!!!」

面接官「・・・・・・・」

(面接室のドアが開き、面接官の上司が入室)

上司「一体何の・・・えっ、これは君、どういう状況なんだ?」

(面接官が上司に小声でかいつまんで報告)

上司「(そうか・・・大体分かった・・・ちょっと待っててくれ)」

(上司が一旦退室し、すぐに戻ってくる)

上司「(自分)さん、はじめまして、私はこういう者です(名刺差し出す)」

自分「う・・・もって・・・う・・・」

上司「事情はこの者(面接官)から大体お聞きしました。聞けば、(自分)さんのこれまでのキャリアが素晴らしかったので、ご無理をお願いしたのと、多少、何というか、色々行き違いがあったようですね・・・」

自分「う・・・(首を縦に振る)」

上司「そこで、面接の仕方と言うより、正直、(自分)さんのようなキャリアをお持ちの方を採用不採用というのは、ウチに前例がなく、色々お考えはあるでしょうが、この面接、お話はなかったことにしていただけませんでしょうか?」

自分「うう・・・でもシーチキン・・・(と飯だけ食っているような生活が続いているので、何とか入れていただけないでしょうか)」

上司「えっ?シーチキン?」

自分「う・・・(首を縦に振る)」

上司「・・・いえ、私共、ネジ工場でして、シーチキンは置いていないんです・・・。その代わりでもないのですが、何卒、何卒これで今回の話はなかったことに(クオカード500円分を出す)」

自分「(いやそういうことじゃなく、これで)シー・・・チキン・・・(どれだけ買えるよ。ていうかシーチキンあればイイみたいな奴みたいになってんじゃねえかよ)」

上司「そうですとも!こちらでシーチキンをお買いになってください!」

自分「(全然コイツ話になんねえじゃん、表情読めよ、察しろよ勘の悪い奴だな・・・っていうかもう無理っぽいな話通じるのは、もういいか)シー・・・チキチキン(あっ、チキチキンって言っちゃった。まあいいや手を打とう)」

上司「・・・いや・・・ごもっともです、失礼しました。もう1枚こちらをどうぞ(クオカード500円分をもう1枚出す)」

自分「!?(えっ?何かもう1枚出て、あっ、倍額要求したと思われた!?)」

上司「ね・・・ほんとに、ね・・・お互いこれで、ね・・・(背中をさすりながら退室を促す)」

自分「(あれ、でもメチャクチャシーチキンって言いまくったらもっとクオカード持ってくるんじゃね?)う・・・ううう、うああああチキシーチキチキンシーチキキチキチキチキキチチンキンシーチン!!!!)」

(いきなり警察官2名が面接室に登場)

自分「えっえっ・・・」

上司「あ・・・こちらの・・・方です・・・。さっきまでぐらいだったら穏便に行こうと思ってたのに・・・」

警察官A「おたく何で恐喝なんかしたの!」

警察官B「いつもやってるの?何回目?」

自分「(えー、もう捕まるパターンじゃん)」

警察官A「ここで話すの拒否するのね!」

警察官B「心象悪いよ!」

警察官A「いつもやってるのねこういうこと!」

警察官B「いつまでやるのこういうこと!」

警察官A「署で詳しく話聞くから!」

警察官B「身分証と、身内の方の連絡先は?」

警察官A「だんまりでは済まないよ!時間もかかるからね!」

警察官B「立派な犯罪だからね!」

警察官A「他になんかないよね!やってたら大変だよ!」

警察官B「今何かギクッとした顔したね!やってるね!」

自分「(えー、めっちゃ喋るやん・・・)」

 

警察官A「えー、取り急ぎ今日の所はこの方連行して、お話お聞きしますから。後日ご協力お願いすることもあると思います」

上司&面接官「・・・はい、わかりました」

警察官A「ほら行くよ、事情聴くからね!そんなにクオカード欲しかったの!」

警察官B「クオカードそんなに欲しかった!」

自分「(いや何も言うてへんやん・・・)」