いやそんな酔ってないんだけど・・・。

基本的に、アンタも人間なら、意図してか意図せずかして、他人を傷つける事を言うこともあるだろう。

 

と、ここまでは分かるし、実際そのようにしている人間はどんな人の周りにもチラホラと思い浮かぶハズだ。

 

が、途端に、”じゃあ俺も人間なら、意図してか意図せずかして、他人を傷つける事を言うこともあるだろう”と言うと、常識良識穏健、酷く古風にお天道様みてえな概念を持ち出して制してくるのは何故だろうか。

 

コレっておかしくないか?平生思ってきたし、今も思っているところはある。

 

一方が殴る”場合はある”という前提で、それが俺やアンタが殴る構えを見せると、その”場合さえ許さぬ”、”いやいやいやいや、それはオカシイ”と言われるのには承服しかねる。決して肯んじない。

 

そんなのは、一緒の土俵でも何でもないし、随分接戦だったけれども勝った、なんてハンデ付きの勝負でさわやかに感想を述べるような奴の気が知れない。

 

要は、みんなが優しいのに俺がアンタが意地悪だったとしたら、それはもう”お前それは違うぞ”と言われたって分かりそうなもんだけども、みんなが意地悪なのに俺やアンタの意地悪は違う、っていうのは、違うんじゃないかってだけの話。

 

俺の見てきた所、まあまあ自分に甘く他人に厳しい連中のなんと多いことかという感じはあるんで、バカがフィーリングで、少しでも自分の得になるように出まかせを言ったロジックであるんだろうが、気の優しい俺なんかは、そのようなことを言われて随分と自省もしたし、”そうなのかも”と思わぬ訳でもなかった。

 

俺も利口では決してないまでも、骨の髄までバカでもなかったか、すんでのところで正気に戻った感覚はあるけれども、少しでも絡めとられれば、少し、どころかかなりのダメージを後人生に負った”ような”気もする。

 

陽キャが、”(俺はともかく)お前らが優しくないから世界平和が実現しないんだよ!”とか言って、実は俺とかお前らのせいじゃなく、その陽キャのせいだったりするのかもしれない、というか、そうだろう。

 

とりあえず、テメエ舐めてんなよって。

俺が、お前らが、悪い訳ねえじゃねえか。どこがどういう風に悪いんだよって。そしてそれはテメエは絶対やってねえことなのかって。

ふざけた連中が増えすぎだろう。

おかしいおかしいおかしいって、お前の頭がおかしいんだろう。

何その狂おしいほどの人を面罵するための無尽蔵なエネルギー。

そこだけはほんと敬服するわ。